高圧進相コンデンサ及びリアクトル取替工事(愛知県飛島村)
■案件概要
愛知県飛島村における高圧受変電設備の更新工事として、経年劣化が進行した高圧進相コンデンサおよびリアクトルの取替を実施しました。本工事では、設備更新に加え、微量PCB含有の可能性がある機器の油抜きおよび検査対応も併せて行いました。
■結論
設備更新により、故障リスクとPCBに関する法的リスクを同時に解消しました。
■理由
長期間使用された高圧進相コンデンサおよびリアクトルは、内部絶縁の劣化や部品の経年変化により、短絡・焼損などの重大故障につながるリスクがあります。また、旧型機器には微量PCBを含有している可能性があり、保管・管理・処分において法令対応が求められます。今回の更新により、設備の信頼性向上と法令遵守の両立を図りました。
■効果
・老朽化設備の更新により、突発的な設備故障リスクを低減
・微量PCB含有機器の排除により、法令対応リスクを解消
・力率改善設備の正常化により、電力効率の安定化を実現
■施工前の課題
既設の高圧進相コンデンサおよびリアクトルは経年劣化が進行しており、絶縁性能の低下や内部異常の懸念がありました。また、内部油に微量PCBが含まれている可能性があり、将来的な管理および処分におけるリスクが課題となっていました。
■施工内容
・高圧進相コンデンサの撤去および新設
・リアクトルの撤去および新設
・絶縁油の抜き取りおよびサンプリング
・PCB含有検査の実施
・既設機器の適正処分対応
・更新後設備の試験および復電対応
■使用機材
・高圧進相コンデンサ
・高圧リアクトル
■施工手順
停電措置および安全確認の実施後、既設コンデンサおよびリアクトルの撤去を行い、内部絶縁油の抜き取りとサンプリングを実施しました。その後、PCB含有の有無に関する検査対応を行い、新規機器の据付・接続を実施。最終的に絶縁抵抗測定および各種試験を行い、異常がないことを確認したうえで復電しました。
■施工後の状態
更新後は設備が新品状態となり、経年劣化に起因する故障リスクが大幅に低減されました。また、PCB含有の懸念がある機器を排除したことで、将来的な法令対応や管理負担も解消され、長期的に安定した設備運用が可能な状態となりました。